ファーストサーバー問題。クラウド時代への警告か。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ヤフージャパンの100%子会社「ファーストサーバー」が顧客から預かっているデータのすべてを喪失するという大問題が発生しています。これにより大規模なサーバー障害が起こっており、影響は甚大なものとなっています。同社は5万件以上の顧客をかかえており、そのうち80%が法人・官公庁関連となっており、現在でも復旧の目途が立っていないウェブサイトも多数あります。
このサーバー障害は、現在注目されている「クラウド時代」に対する一つの警告だと思います。

facebookには悲痛なコメントが

顧客データもサイボウズに入れてたから、電話来ても誰が誰だかわかんないし何も答えられないし、サーバが落ちててって言い訳もできないし、会社自体が記憶喪失になったみたい

賠償にはどれだけ応じていただけるんでしょうかね。これはひどいです。そもそもクラウドとは、ユーザ側でのバックアップを不要とする手軽さを謳ったサービスですよね。なのにお客様のバックアップデータでなんとかしてと開き直るなんて。

このようなコメントが多数寄せられています。単純にホームページデータだけでなく、「サイボウズ」というグループウェア(イントラネットの顧客管理システムみたいなものとか)も利用されていたので、このあたりのデータも消えてしまったわけです。

 

補償は利用料が上限?

サービス利用契約約款に基づいて、お客様にサービスの対価としてお支払いいただいた総額を限度額として、損害賠償させていただきます。このように同社のFAQページには掲載されています。規約には「利用者がバックアップを怠ったことで受けた損害についてファーストサーバは何ら責任を負わない」と書かれており、このままの情報をみる限り、ごく一部しか補償されないことになってしまいます。

ただし、ファーストサーバーに故意または重過失が存する場合は別ともされており、これがどのように解釈されるのかでずいぶんと補償額は変わってくるものと思います。

ちなみに、親会社のヤフー(4689)の株価は24,940円と前日比 +70円(+0.28%)になっております。前場は逆行高している形でしたが、後場に入り、急速に値を落とした形になっています。
※このサーバー障害は20日17時ごろから発生しており、今後の相場に対してどの程度影響を与えるかは不透明です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。