ラップ口座が4兆円超え。それならバランスファンドでも買えばいいんじゃない?

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個人投資家が証券会社に投資を一任するラップ口座の口座数、残高の伸びが大きいです。昨年1年間で3倍弱に広がっており、残高はなんと4兆円にも達しているということです。その中でも増えているのは「ファンドラップ」と呼ばれる、投資信託への投資を一任するというタイプのラップ口座です。それならそんなん通すんじゃなくて、バランスファンドでも買えば?というのが私の考えですが、なぜ皆さんファンドラップで運用するんですかね。

ファンドラップとは?

ラップ口座というのはWrap(包括的な)という意味がある通り、投資家から預かった資産について証券会社が一任契約(運用を任せる契約)を結んで、代行運用するものです。

富裕層向けのラップ口座というのは完全にオーダーメイドで、投資家の運用に対する考え方の下で、様々な運用商品に投資をしていくというタイプの商品です。

一方で現在増加しているのはファンドラップと呼ばれる口座で、証券会社は預かった資産を「投資信託」で運用するといったものになっています。

 

ファンドラップのコスト

考えたいのがファンドラップのコストです。
ファンドラップでは、通常のラップ口座と同様に、投資一任契約に対して年に1%~1.5%の残高に対する手数料がかかります。さらに、投資信託への投資で売買手数料はかからないものの、信託報酬と言った投資信託の運用コストはかかります。
(参考:投資信託の手数料の仕組み

そもそも、投資信託の中でもインデックスファンドと呼ばれるファンドの多くは近年「販売手数料の無料化」が進んでいます。ということは、ファンドラップの売買手数料がいくら無料でも、全く証券会社には痛みは無く、残高に対する手数料が美味しい状況になっているわけです。

ちなみに、野村のファンドラップで買えるファンドは下記のインデックスファンドです。

野村外国株インデックス  :0.4104%
野村外国債券インデックス  :0.324%
野村世界REITインデックス:0.4104%
野村日本株インデックス:0.3564%
野村日本債券インデックス: 0.2484%

信託報酬自体は結構安めですが、これに1~1.5%のファンドラップコストが加わることを考えると、運用コストとして1.5~2%ほどの維持コストがかかる計算となります。

 

ファンドラップをわざわざ買わなくても・・・

ファンドラップをわざわざ買わなくても分散投資は余裕でできます。

たとえば

世界の株と債券にバランス投資ができる積立投資信託 セゾン投信の「グローバルバランスファンド」」で紹介されているような、ファンドならこれ一本で世界中に分散投資ができます。さらに販売手数料は無料。信託報酬も年0.74%となっており、ファンドラップで1~2%のコストがかかることを考えると割安と言えるでしょう。

野村のファンドラップなら年2%の手数料で、世界中に分散投資されたインデックスファンドで年0.74%の手数料。どちらがお得ですか?

なんでみんながわざわざファンドラップを買うのかよくわかりません。
投資家一人ひとりのお話を聞いて、カスタムメイドします。みたいなものが嬉しいんですかね。野村のファンドラップでも5種類で配分割合を変えるだけですよ・・・。そのために2%近い手数料を毎年払い続けるってのはどうもねぇ。

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