日本郵政、かんぽ、ゆうちょ銀行の3社同時上場で見る特徴

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日本郵政、かんぽ、ゆうちょ銀行の3社が11月4日に上場することが決まりました。それを受けまして、これら3社について、それぞれ簡単にまとめていきたいと思います。
関係でいえば、「日本郵政(親会社)」があり、その下に「かんぽ(保険)」「ゆうちょ銀行(銀行)」「日本郵便(物流・その他)」が子会社として存在しています。ちなみに、日本郵便は今回上場しません。

日本郵政株の特徴

保険、銀行、物流(+α)の親会社です。ちなみに、物流(日本郵便)には関連事業として「不動産事業」「病院事業(逓信病院)」「かんぽの宿・メルパルク」などの事業があります。
同時上場のかんぽ、ゆうちょ銀行との親子関係は維持されます。

こうした上場の方法を「親子上場」と呼びます。

 

かんぽ生命株の特徴

郵便局内などで保険の営業を受けたことがある方も多いかもしれません。かんぽ生命保険は、郵便局という販売チャネルを利用して生命保険事業を行っています。
主力は貯蓄性の高い保険が中心で養老保険や学資保険などが多くを占めています。2014年に販売された学資保険「はじめのかんぽ」を新商品として投下しており、こちらは人気を集めているようです。

民間の生命保険と比較すると利益率の低さが目立ちます。

配当性向として30~50%を目途にすると言われており、比較的安定配当が期待できる銘柄になりそうです。

 

ゆうちょ銀行株の特徴

郵便局を販売チャネルとする銀行。店舗数や口座数などを銀行としてみれば国内最大となります。預金残高(貯金残高)は177兆円と最大で、三菱東京UFJ銀行の124兆円と比較してもかなりの差を付けています。

課題は収益力です。基本的に集めたお金の運用先は国債などの低利回りの金融商品への投資が多く、個人や法人などへの貸付のような利益率の高い業務は認可されていません。
また、ゆうちょ銀行の営業費用の50%以上は日本郵便に対する委託手数料だという点にも注意が必要です。ゆうちょ銀行の営業は大半が郵便局の一部を借りている形をとっています。そのためのコスト構造が重荷となりそうです。

かんぽ生命保険と同様に、配当性向として30~50%を目途にすると言われており、比較的安定配当が期待できる銘柄になりそうです。

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