峠を越したと思った過払い金請求、アコムが大幅下方修正

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消費者金融大手のアコムが当初は黒字予想だった営業利益を大幅に下方修正し700億円超の赤字を計上しました。現象するとみられていた過払い金請求が再び増加したのが要因です。
なぜ、過払い金が請求が増加したのでしょうか?

前回の業績予想に対して、営業収益は、営業貸付金利息、信用保証収益が計画を上回ったことなどから、 2,451億円 (前回予想比28億円増) となる見込みです。 営業費用は、 金融費用、その他営業費用が計画内となったものの、利息返還請求が期初の予想を上回って推移している状況を踏まえ、利息返還損失引当金に1,437億円(第3四半期144億 円、第4四半期1,293億円)を繰入れしたことから、営業費用全体では3,152億円(同 1,377億円増)となる見込みです。   これらの結果、営業利益は△701億円(同1,349億円減) 、経常利益は△695億円(同 1,348億円減) 、親会社株主に帰属する当期純利益は△721億円(同1,306億円減)とな る見込みです。
via:アコム決算短信

かみ砕くと、グレーゾーン金利引き下げから10年ということで、過払い金請求権が時効を迎えて請求が減ると思ったら、思った以上に減らないから、その分損失として計上するよってことですね。

過払い | キャッシング・カードローン用語集
過払いとは、キャッシング・カードローン用語としては、消費者金融等への返済額が本来返済すべき金額以上の金額を支払っていたということを意味する。いわゆるグレーゾーン金利での貸出が禁止され、また利息制限法を超える金利での貸し出しについては利息制限法によ...

今でもテレビ、ラジオ、電車広告などで積極的に宣伝展開している弁護士先生が最後の刈り取り場として頑張った影響でしょうか。

アコムに投資をしていた人がアコムで追証食らって、アコムで借りて穴埋めするなんて笑えない冗談にならないことを祈ります。

 

過払い金が減らないわけ

過払い金の返還請求権の時効は10年です。この10年は最終返済日からカウントをします。大手消費者金融はグレーゾーン金利の違法判断を受けて、2007年3月ごろから順次金利を引き下げました。

アコムは2007年6月18日に金利を引き下げました。つまり、2007年6月18日以降から借りた人には過払い金が発生しません。

今は2017年ということで10年が経過し過払い金が発生している人が時効を迎えるケースが増えてくることから件数が減少することが予想されていました。

ただ、前述のとおり時効は借金完済から10年です。金利が引き下げられてからも引き続き返済していた人、ずっと利用し続けている人の過払い金の請求権はまだまだ残っているというのが現状のようです。

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