SBIソーシャルレンディングで分配不能事案発生。投資家は今後どうなる?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

大手金融グループでソーシャルレンディングを実施しているSBIソーシャルレンディングにおいて分配不能事案が発生しているようです。

弊社がお客様から出資をしていただいた資金を融資することで運用をしているファンドのうち、下記のファンドの一部の借手から、2018年7月2日を期日とする利息の支払がなされておりません。

  •   SBISL不動産バイヤーズローンファンド16号
  •   SBISL不動産バイヤーズローンファンド17号
  •   SBISL不動産バイヤーズローンファンド18号
  •   SBISL不動産バイヤーズローンファンド19号
  •   SBISL不動産バイヤーズローンファンド20号
  •   SBISL不動産バイヤーズローンファンド21号
  •   SBISL不動産バイヤーズローンファンド22号

上記のファンドでは、毎月8日から翌月7日までを分配金の計算期間とし、計算期間の終了日である7日までに利息の支払があった場合には、同月15日(同日が営業日でない場合にはその翌営業日)に分配することとなっていますが、2018年7月2日を期日とする利息の支払がなされていないことから、7月17日の分配日においては、一部の分配ができないこととなります。

ソーシャルレンディングはあくまでも「借り手」と「貸し手」を仲介しているサービスなので、SBIソーシャルレンディング自体がつぶれるといわけではなく同サービスを通じてお金を借りている事業者が利息の支払いをしなかったという事案です。

ソーシャルレンディングのリスク

対象となる事業者は1社ということですが、16号ファンド~22号ファンドまで被害があるということは、同じ会社に対してずっと投資(資金提供)をしてきたというわけで、ファンドを分けて分散投資はほとんど意味なかった形ですね……。

ソーシャルレンディング運用とその危険性。おすすめしない3つの理由
ソーシャルレンディングというのは、インターネットを利用してお金を借りたい人(ボロワー)と、お金を貸したい人(レンダー)を結びつける仲介サービスのことです。 一般的に個人向けにソーシャルレンディングという場合はお金の出し手(ボロワー)となって、事業資...

上記にもあるように、ソーシャルレンディングは、投資家側からは投資先が見えないというリスクが大きく顕在化した形となっています。

 

で、このファンドに投資をしている人はどうなるの?

その利息を払えなかった事業者が保有している不動産にはSBIソーシャルレンディングが第1位の抵当権を設定しているそうです。

SBIソーシャルレンディングとしては、その不動産を早期に売却するなどして現金化して未払い利息や貸付している元金の回収を図るという事です。

営業者は、借手からの返済が滞った時点で抵当権を実行し、担保不動産からの回収を行うなどの対応をとることになります。 ただし、回収費用の多寡、および回収までの期間の長短にかかわらず、法定の手続によることも含めて、回収方法は、営業者の裁量に委ねられることになります。 その他、借手において期限の利益を喪失した場合などにおいても担保権を実行することがありますが、営業者は、借手の信用力、その他の事由を総合的に判断して、その裁量により、債務の返済を猶予することがあります。

とありますね。

ただし、現金化にはしらばく時間がかかる可能性があります。

 

投資家は損をするのか?

現段階では分かりません。全額回収となる可能性も決して低くはないと思います。

SBIソーシャルレンディングにとっては、今回の案件で無事回収できるかどうか?が今後のサービス運営、展開に対する試金石となりそうです。

 

ちなみに、個人的にはソーシャルレンディングには否定的です。不動産事業者に対して融資をして3~10%程度の金利を受け取るのであれば、REIT(上場不動産投資信託)でも買って分配金を受けるほうがいいように思うのですが……。

 

関連タイトル

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。