松井証券のマザーズ信用評価損益率がマイナス30%を突破

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一般的に、信用評価損益率の底はマイナス20%くらいといわれています。一方で2018年10月29日引けの松井証券が発表している個人投資家の信用評価損益率はマイナス30.29%、大台を突破しました。

一般に信用評価損益率がマイナス20%を超えると追証が続出と言われていますが。それを大きく超える水準です。かなりの異常事態といえそうで、追証投げ、強制決済投げが本格化しそうなところであります。

結構、今の状況をボーナスタイムとして買い時を探っている方もいらっしゃると思いますが、この状況は少し注意しておきたいところですね。

信用評価損益率がマイナス30%ってどんな感じ?

これは、ざっくり含み損が3割あるということです。かけているレバレッジによってどの程度の損失状態なのか変わりますが、

レバ1倍:維持率60%
レバ1.5倍:維持率55%
レバ2倍:維持率39%
レバ2.5倍:維持率24.2%
レバ3倍:維持率9.13%
レバ3.3倍:維持率0.043%

ということになります。マザーズに投資をしている平均的な投資家でレバレッジを2.65倍以上かけていた人はもれなく追証が発生しているという状態ですね。

計算上、信用取引のフルレバ投資をしている人は残高がほぼゼロという状態になっているということになります。こわ。

教科書的にはマイナス20%で大底とかいいますが、それを信じて買い向かって人を虐殺するような相場展開です。

 

個人の取引シェアが大きな東証マザーズ

東証マザーズという市場は個人投資家が幅広く活躍しています。

参考元:https://www.jpx.co.jp/markets/statistics-equities/investor-type/nlsgeu000002vn18-att/stock_val_1_y17.pdf

これは東証が発表しているマザーズ市場の委託内訳(鳥費割合です)個人投資家が65.4%を占めております。東証一部は個人18.1%なので個人の活躍ぶりがわかります。

その上、売り買いの50%近くは信用取引で行われてます。

 

こういったマーケットなので、下落に弱いです。個人投資家の中には適切なレバレッジ管理ができていない人も少なくありません。そのため、今回のような鋭角に下落するような局面では一気に含み損を抱えてしまうわけです。

 

前述のように高めのレバレッジをかけている投資家は平均的に追証が発生している状況です。本日の現在時点はマザーズ指数も上昇していますが、すでに強制決済の注文がかかっている人もいらっしゃるはずで、そうした売り注文が前引け、後場寄り、後場引けにかけて出される可能性も少なくなく、マーケットの波乱要因になる可能性があります。

 

ナンピンは強制決済売りによるオーバーシュートにご注意

傷が浅い方は、こうしたマーケットのクラッシュ状況を見て、ナンピンや新規の買いを入れたいという方もいるかもしれませんが、こうした状況にはご注意ください。

参考となる格言を一つ「下手なナンピン素寒貧(すかんぴん)

以上です。

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