満額配当で期待感を維持したソニーがCB(転換社債)発行で新安値

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ソニー(6758)がユーロ円建転換社債型新株予約権付社の起債を発表しました。海外市場で発行する円建ての転換社債(CB)の発行です。この発表を受けて15日のソニー株は10%超のマイナスで新安値となっております。ちなみに、1500億円で転換価格は957円。転換されれば1.56億株の株数増となります。同社の現時点の発行済み株式総数は10億株なので15%超の希薄化となる見通しです。

転換社債発表で株価は10%超の下落へ…

業績自体は芳しくないものの、パナソニックが無配転落したのに、ソニーは維持できたという淡い期待感を一蹴するCBの発行は株主にとって大ダメージとなったものかと思います。
ちなみに、ソニーがらみの債券として同社が発行したものではありませんが、ソニーのノックイン債が発売されていました。一時の地合い改善の時に償還価格となったため、繰上償還されていたわけですが、もし繰上償還されていなかったとしたら、危なかったですね。

肯定的な見方をするのであれば、1500億円という資金調達を無利子で可能という点はソニーにとって魅力かと思います。
また、設備投資、企業買収のためという一応前向きな用途での資金利用ということで、今後の業績改善に資するという見方も可能かと思います。

957円以上という株価がかなり遠いところに

なお、転換社債なので実際に転換されないことには希薄化は生じません。ただし、957円を上回れば転換される可能性が高まることから、957円以上 の上値はかなり重たくなると思われます。今の時点の株価は777円くらいなので、そこを考えると買いと考えることはできるかもしれませんが……

転換社債(てんかんしゃさい)とは、チェンジャブルボンド(CB)とも呼ばれる債券(社債)の一つです。基本的には普通社債と同じですが、特別な条件とし てある一定の価格においてその会社の「株式」と転換することができる条件が付帯しています。投資家はクーポン収入だけでなく資本収入も狙える債券です。な お、正式には「転換社債型新株予約権付社債」と呼びます。
参考:転換社債とは

なお、この債券(CB)をは海外市場で発行され、日本国内では販売されない模様です。

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