ドイツ国債 マイナス金利の意味は?

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ドイツ国債の2年債金利が一時マイナス金利となったというニュースがありました。金利がマイナスってどういう意味でしょうか?ドイツの2年債に投資をしたら金利を支払うということ?今回はドイツ国債を例に「マイナス金利」という意味を解説していきます。

マイナス金利というのは、その名前の通り金利がマイナスとなることです。なんでわざわざお金を預けて金利を支払う必要があるの?金利を払うくらいならタンス預金しておけばいいじゃない?という話になるわけです。
これに対する回答としてはおそらく下記の2点が挙げられるものと考えます。

 

銀行などの金融機関は現金として保有することができない。

たとえば、銀行が1000億円の資金を運用しなければならないとします。数字でいえば1000億円ですが、実際のキャッシュにするととんでもない量です。100万円の束が10万個もあるわけです。こんな資金は保管するにも費用が、また現金として移動させるのにもたくさんの資金が必要になってきます。

こうした保管費用や輸送費用と比較して、マイナス金利を支払う方が安いと考えるのであれば、マイナス金利を支払ったとしても銀行側にとっては「輸送・保管コスト>マイナス金利コスト」となるため、マイナス金利を支払うのが得ということになります。

これは、過去に日本で発生したコール市場でマイナス金利や米国債でのマイナス金利はこうしたコストによって生じたものと考えることができます。

 

ユーロ(通貨)の信頼性とドイツ(国債)の信頼性

今回のドイツ国債のマイナス金利については、上記の「コスト」という部分における理由ももちろんですが、もう一つの背景として「ユーロ」という共通通貨に対する信頼とドイツ政府に対する信頼を比較して「ドイツ政府(ドイツ国債)の方が信頼性が高い」と市場が判断したとも考えることができます。

ユーロというキャッシュ(現金)よりも、ドイツ政府が約束する将来の支払いという約束の方がより信頼できると市場が考えたため、ドイツ国債を買うという行為を行ったと考えられるのです。

 

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