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日本で中古住宅の流通が本格化しない3つの理由

「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」が2009年にスタートしました。様々な認定基準があり、劣化対策、耐震性、維持管理、可変性、バリアフリー性、省エネ性、居住環境、住戸面積、維持保全計画の様々な観点から質の高い住宅について様々な優遇を敷いており、今後もさらに質のよい住宅供給が増えてくることが予想されます。

そうなった時に、考えておくべきものが「中古不動産市場」を育成するということです。住まいは一生ものでも、何らかの事情で売却をしなければならない場合もあるでしょう。そうした時、中古不動産市場が未成熟だと、適正価格で売ることができず、結果として様々な問題が生じることになります。

英米では、住宅の売買の約70~90%が中古住宅なのだそうです。その一方で日本の場合はわずか15%程度と非常に低いです。なぜ中古住宅の流通が本格化しないのか?そのネックとなる部分を考えていきたいと思います。

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株主優待による株価維持とそのリスク、暴落の事例

株主優待を実施する会社はさらに増加傾向にあります。そうした中でも株主優待によって株価形成がおかしなことになっているというケースも見られます。外食産業などは株主優待によってその株価が支えられている面も大きいと思います。こうした優待目的の投資については「株主優待変更・改悪」によるリスクをはらんでいることを忘れてはいけません。

また、その一方でこうした優待銘柄は意外と底固い為、決算等を見てショート(空売り)に走ったにも関わらず、株価が下がらないと嘆いている投資家もいることも忘れてはいけません。

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JPX日経インデックス400をGPIFが採用することによるROEへの影響

JPX日経インデックス400はROEに注目した指標の一つです。

一定の条件(適格基準)をクリアした上場企業の中から「3年平均ROE:40%」「3年累積営業利益:40%」「選定基準日時点における時価総額:20%」といったスコアリング、「独立した2名以上の社外取締役」「IFRS採用」「決算情報英文資料の開示」などの評価を行い、上位企業400社を抽出した指標となっています。

引用元:JPX400(JPX日経インデックス400)

ROE(株主資本利益率)に注目した指標であり、GPIF(年金積立金管理運用独立法人)が株価指標としてこのJPX日経インデックス400を採用したことは大きなニュースとなりました。

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お土産をやめる会社も増加。株主総会への出席数半減も

先日の記事「株主総会に参加してみよう。お土産や様々な特典も。」で株主総会行こうぜ!お土産とかメリットもあるだぜ。って書いたら、すぐに日経に否定されてしましました。

株主総会に行く個人投資家のひそかな楽しみがお土産。ところが今年は「配りません」と宣言する上場企業が増えている。良品計画や吉野家ホールディングス、ココスジャパンが今年から配布をとりやめた。来場しない株主との差をなくす一方、株主への配分は配当や優待で対応しようとする機運も強まっている。

確かに行きたくても行けない人もいるってのはあると思います。株主への公平な対応というものを理由に上げる会社も多いですね。
とりあえず、古い情報を参考に、株主総会に行ってお土産をもらおう!と考えている方は、「もしかしたらもらえない可能性」というものもいったん考慮しておくとよいかと思います。

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株主総会に参加してみよう。お土産や様々な特典も。

来週くらいが株主総会のピークを迎えます。案内の通知をもらったという株主の方も多いのではないでしょうか?ところで、この株主総会って参加されていますか?地方在住などで中々参加できないという方も多いかとは思いますが、時間や費用が許すのでればぜひ参加してみることをお勧めします。お土産をはじめ様々な特典が利用できる場合もあります。また、企業の経営姿勢などを把握するという上でも役立つものです。

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長期保有特典の株主優待をつける企業とその注意点

株主優待というと割引券や商品などを株主向けに提供してくれるものです。私も複数の銘柄については株主優待を目的で持っているものもあります。
そうしたなか、長期間株主を続けている株主に対する長期特典を付与する企業が増えているということです。

上手に活用したいところですね。また、長期株主に対する特典にはいくつかの注意点もあります。

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スクエニのEB債がノックイン価格に接近!

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スクエニの株価が低迷しています。それによって以前発行していたEB債のノックイン価格に接近しているようです。

EB債というのは「Exchangeable Bond」の略で他社株転換社債などとも呼ばれます。 特定の条件を満たした場合には、現金ではなく株券で償還されるという仕組み債の一種です。今回のケースではノックイン判定水準(1,374.80円)以下に株価が下落し、当初株価に戻さずに満期を迎えた場合、スクエニ株で償還されます。 (参考:EB債とは?

スクエニのEB債にかんしては相当株価が上がったときの水準で発行されているため当初価格は高めの1,964円。 仮に100万円分の債券を購入した場合、株券償還されれる100万円を1,964円で割った株数を受け取ります。 償還時点の株価が1800円だとすると当初株価との間での差額が損失(含み損)となるわけです。このEB債を保有している投資家は戦々恐々としているのではないでしょうか?

本日株価は「1,728円」。ノックイン価格まで400円を切っています!

武田薬品工業に懲罰的賠償金6000億円。NISA投資家は痛手

6000億円相当の賠償金とかすごいですね。2015年の純利益の予想が1200億円ですから5年分の利益が賠償金ということになるわけです。尤も、確定したわけではないのですが、株価は一時7%以上下げて年初来安値を更新しました。発端は糖尿病治療薬「アクトス」における賠償問題です。

アメリカのルイジアナ州の連邦地裁の陪審が7日に糖尿病治療薬「アクトス」に関して、6000億円超の懲罰的賠償の評決をくだしたそうです。ちなみに「評決」は「判決」ではないので、賠償自体が確定したわけではありません。陪審員による評決のあと裁判所による判決が行われます。

武田は徹底的に争う姿勢を見せているため、地裁で確定しても、高等裁判所、最高裁判所に控訴・上告することが可能です。同様の訴訟では、陪審員の評決を判事が覆したという事例も少なくないです。

ちなみに、ディフェンシブ株筆頭ともいわれる武田薬品工業はNISA口座での売買が活発なことでも知られています。年初来安値を更新したわけですから、NISA投資家はすべて含み損状態となってしまうわけです。

Yahooが楽天つぶし!Yahooショッピング手数料無料化へ

EC業界におけるショッピングモールとしては1位の楽天市場、2位のYahooショッピングといったところなのでしょうが、楽天の方が圧倒的に強いというのが現状でした。しかしながら、本日Yahooは出店手数料、月額固定費、売上ロイヤリティのすべてを無料にすると発表。楽天市場をつぶしにかかりました。

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ソフトバンクが分割払いの約6万件を滞納扱い。個人の信用情報を傷つける

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なんかリリースだけで済まそうとしている感が漂う、ソフトバンクにおける分割払いの滞納扱いの件。これは、非常に大きい問題ですよ。

電話料金の滞納という話ならソフトバンク社内だけの問題なので影響は小さいですが、携帯端末の分割払いを滞納扱いとしたということは、「個人信用情報機関」というところに「異動情報」というものが記載された可能性があります。ここに乗れば、いわゆる「ブラック」となり、住宅ローン、キャッシング、カードローン、クレジットカードならほとんどの与信取引が利用できなくなります。

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