2015年5月21日、日経新聞朝刊。
日本の投資信託の本数は5587本。どれだけ沢山の投資信託が販売されているかということが良く分かりますね。5587本という本数は多すぎだと思います。また、こうしたファンドには明らかにかぶっており、さらに手数料などのスペック的に見ても確実に劣るものも多数あります。
たとえば、超シンプルな日経平均連動型ファンド。
代表的なSBI証券で見てみます。
22銘柄(投信)もありました。
そうした中で、最もローコストなのは販売手数料無料で、信託報酬も0.27%のニッセイ225ファンド(緑枠)。一方で岡三日本インデックスオープン225は販売手数料2.16%、さらに信託報酬も0.648%となっています。
なお、投資信託の手数料の仕組みについては「投資信託の手数料の種類や仕組み」が参考になります。
同じ日経平均連動型のインデックスファンドなのに、この差。
買う人いるんですかね。
もっとも、ネット証券だからこそこの辺りはじっくり比較できますけど、対面証券や銀行あたりだと、平気でこちらの方がお勧めですよ、と手数料が高い方を提示してきたりしますのでびっくりします。
競争のあるネットでは手数料の安い投資信託をおいておきながら、対面だと高コストのものしかないってのもあります。
たとえば「郵便局(ゆうちょ銀行)」。
対面だと大和インデックスマネジメントファンド(販売手数料2.16%で信託報酬0.5%)を売ってきますが、ネットだとeMAXIS 日経225インデックス(販売手数料無料で信託報酬0.43%)を売っています。
うーん、この。だから「投資信託を銀行窓口で買ってはいけない」なんて書かれるんですよ。