20日の東京市場。日経平均は8円高の小幅続伸。外為市場では1ドル79円台半ばまで円安が進み、前場は日経平均も大きく上げていましたが、中国の株安が冷や水となり、機械をはじめとした景気敏感株の一部が軟調となりました。先物主導の売り仕掛けにより日経平均も一時マイナスとなる場面もありました。
相場は3カ月ぶりの高値を奪還。
本日の東京市場は続伸となり、日経平均株価は3カ月ぶりとなる高値を付けることになりました。後場にかけて上げ幅を拡大。鉄鋼、海運、非鉄、証券金融、機械などが上昇。一方先行して上がっていた内需関連株は利益確定売りに抑える形となりました。売買代金トップはシャープ(6753)。主力事業売却・ホンハイの出資比率引き上げ報道などにより売買が膨らみ198円の高値を付けました。
いつまで続く?個人向け国債3年金利とMMF利回りの逆転現象
2012年8月発行の個人向け国債(3年満期)の金利が決まりました。前月と同様の0.07%(税引き前)ということです。この極めて低い金利水準は実は1か月の縛りはあるものの、それ以降はいつでも無条件解約できる公社債投資信託MMFに運用成績で劣っているわけです。
債券と株の譲渡損益を一体課税。その影響範囲は?
8月14日付のニュースに債券と株の一体課税に関する報道がありました。個人の金融所得課税において債券の譲渡損益を株式等の損益通算の対象となるということです。現在は非課税となっている債券の譲渡損益を課税対象になりますが、仮に債券の売却で損が出た場合は株式の配当益から差し引けるようになるというものです。これにより株と債券の「配当」「利子」「譲渡損益」の損益通算が可能となります。
週末要因もあり下落。SQ値はキープできず。
週末金曜日。今週唯一の下落となりました。注目のSQ値はは8914.81円。事前の見方ではSQを押し上げてくるのではないか?と見られていましたが、言うほどSQ絡みの買いは入らずに、むしろ売りの方が多く、SQ値は低く決まりました。前場は結構高かったのですが、前場引け後に発表された中国貿易統計が悪く、後場は大きく下げました。週末要因ということもあり、来週は国内勢もお盆休みに入ることから、手仕舞いの動きも強かったものと思われます。
日経平均は4日続伸。一時9000円台回復。
日経平均は4日連続で続伸となり、一時は節目となる9000円台を回復する場面もありました。前場寄りは揉み合いましたが、買いが優勢となると動きがつきました。上値を追うというよりも買い戻しの動きが強かったようですね。明日はオプションのSQ算定日となっているので、その仕掛け的な動きもあったものと思われます。
続伸するも、後場から急速に伸び悩む。
8日の東京市場は続伸となりました。前場は値を伸ばし一時8955円に達したのですが、明日の日銀金融政策決定会合を見極めたいという動きや金融機関の持ち合い解消売りなどから急速に値を下げて、TOPIXに至っては一時マイナスとなりました。引けにかけて戻し、日経平均、TOPIXともに続伸となったわけですが、やや後味の悪い感じで引けた印象です。
日経平均は8800円台を回復。
7日の東京市場は、じり高。25日移動平均を上回ったことで弾みが付き、8800円台に乗せる形で引けました。短期的には海外市場が好調に推移しており、需給的な要素で買いが入りやすい格好になっているものと考えられます。週末8月10日はオプションSQを控えており、このまま相場が堅調に進むようだと先物主導の形で思惑的な買いも期待できそうです。
米雇用統計を受け大幅反発。
6日の東京市場、日経平均は大幅反発し、前週末と比較して171円高の8726円29銭で引けました。約2週間ぶりの高値水準となっています。週末の雇用統計を受けて、欧米株高、円安が進行したことから買いが入る形となりました。7月雇用統計は非農業部門の雇用者数が増加しポジティブサプライズとなったことから、米国景気減速懸念が後退しました。
ネット証券で信用取引金利の引き下げ合戦。
日経新聞で報じられましたが、ネット証券の信用取引金利(買い方金利)についての引き下げが進んでいるということです。金利コストは「信用取引のコスト比較は手数料よりも金利が重要」でも取り上げられているように、高い取引コストですから、値下げが進むのは手数料引き下げ合戦よりも効果が高そうですね。